こんにちは。
ここ数年頻発している台風・豪雨等の自然災害による保険金支払額の急増を受けて
来年2021年1月より損保各社の火災・地震保険料が変更となります。
具体的な保険料はプラン(保険会社・都道府県・建物構造・築年数・補償内容)によって異なります。
基本的に10~15年を経過した物件は、法人・個人所有に関わらず、
ご自宅・マンション・ビルなど全ての物件が値上げになる方向です。
一方、築年数の浅い物件については値下げになります。
従いまして、今回の改定は築年数によって値上げになるか値下げになるかが
大きく分かれる傾向にあります。
そこで、今年中(改定前)に一度火災保険の見直しをして、
改定前後の保険料を見積もりして比較しては如何でしょうか?
その結果、
1.値上げなら改定前(年内)に長期契約を締結
2.値下げなら改定後(来年以降)に長期契約を締結
が保険料負担を抑えるポイントとなります。
10年の長期契約の火災保険に加入すると、長期割引が適用され保険料負担を軽減できます。
特に、見積の結果値上げになる1年更新などの短期の火災保険に加入中の方は、
値上げ前に長期契約に切り替えることで保険料負担を軽減できる可能性が高くなります。
地震保険の値上げも行われますので地震保険を付帯している場合には併せて試算をして、
長期契約を活用すると良いと思われます。
因みに現在の契約を一度解約しても、基本的に日割または月割での解約返戻金が受けられますので、
新契約も同一の保険会社を選ぶ場合は解約による損失は殆どありません。
既に長期の保険契約を結んでいて満期が2025年以降であれば、
現契約を続行することが有利となりますが、
1年契約又は長期契約であっても2021年1月1日以降に満期が来るような保険の場合に
シミュレーションした結果、解約が有利であれば先述のように現在の契約を年内に一度解約し、
同日付で新たに長期契約で入りなおすことを検討しても良いと思われます。